スタッフの日記
『アリの救命救急』
数年前の夏のある日
ベランダの掃除をしようと
プランターをズリズリと引きずったら、
数ミリの小さなアリを巻き込んでしまい
負傷者をだしてしまいました。
瀕死状態の2匹を見つめながら
『ごめんなさい』と言葉を掛けてじっと見詰めていました。
トコトコと数匹の元気なアリたちが集まってきて、
苦しんているアリを3匹で囲んだので
何をしているんだろうと見ていると
触覚を動かしながら数秒、そして3匹は離れたのです。
すると今にも死にそうだったアリが元気になって
トコトコ歩いて他のアリたちと合流。
仕事に戻っていきました。
もう1匹も同じように3匹が囲んで1秒ほど、
前回よりかなり短めで離れました。
元気になったのかなと期待はありましたが、
苦しがっていたアリは二度と動くことはなくて、
私は言葉もでず、
ただ、目の前で起こったことを素直に受け止めるだけでした。
それはとても不思議な気持ちになりましたが、
アリにも救命救急隊がいて、治療をするということ。
でも、治療をしても回復の見込みがない場合は
苦しみから解放してあげる。
「これがアリの救命救急だよ」と
教えてもらいました。
夏の日の出来事。
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